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防犯・セキュリティ設備

防犯・セキュリティ設備では、監視カメラのカバーやセンサーカバーなどに、透明性や耐候性、寸法精度が求められます。切削加工を活用することで、試作から特殊形状・小ロットの部品製作まで対応できる場合があります。用途に応じた加工方法や素材、設備選びのポイントを紹介します。

防犯・セキュリティ設備における切削加工の用途や目的

屋外監視カメラ用ドームの製造

屋外監視カメラの前面を覆うドームカバーには、内部レンズを保護しながら広い視野を確保するために、歪みの少ない均一な曲面形状が求められます。アクリルやポリカーボネート(PC)などの樹脂素材が使用され、量産では成形加工が一般的ですが、試作や特殊形状の製作においては切削加工によって曲面を削り出す手法が選択される場合があります。撮影への影響を抑えるためにも、透明部品では表面状態や形状精度への配慮が重要とされています。

ゲート用PC(ポリカーボネート)製センサーカバーの加工

駅の改札やビルの入退室管理ゲートに使用されるセンサーカバーでは、衝撃に強く割れにくいポリカーボネート(PC)素材が検討される傾向にあります。赤外線センサーを用いるカバーにおいては、必要な波長域の透過特性を持つ専用グレードのPC材などを適切に選定することが大切です。複雑な設置環境や機器構造に合わせて切削加工を施すことで、センサーの位置やカバーの寸法・形状を適切に管理しやすくなり、設計通りの組み付け性を確保することに繋がります。

防犯機器の特殊な筐体・内部部品の試作と量産

防犯・セキュリティ機器の開発現場では、金型を製作する前に形状や組み立て性を確認する試作フェーズにおいて、切削加工が利用されるケースが見られます。金型を起こす場合と比較して初期コストを抑えやすく、設計変更に柔軟に対応できる点が利点です。また、設置場所に応じた特注品や少量多品種の生産が必要な防犯カメラの固定用パーツなど、量産前の検証から小ロット生産の範囲で切削加工が活用される場合があります。

セキュリティ設備向け切削技術の選び方と加工のカギ

高い透明度を維持する切削・研磨技術

アクリルやポリカーボネートなどの透明樹脂を切削する際、切削熱や刃物の摩耗によって加工面が白く曇る白化現象が発生することがあります。防犯カメラの透過カバーなどでは光の透過性や見た目の美しさが関わるため、発熱を抑える適切な切削条件の設定が不可欠です。さらに、切削後の加工痕を滑らかにする研磨加工や各種仕上げ処理を適切に組み合わせることで、表面粗さを整えて透明感のある仕上がりを目指すことが可能になります。

屋外環境に耐えうる耐候性素材の加工実績

屋外に設置される防犯設備は、太陽光に含まれる紫外線や雨風、気温の変化など厳しい環境下に置かれます。そのため、耐候性に優れた樹脂や金属素材の選定に加えて、素材特有の熱膨張や内部応力による加工時の変形リスクを考慮したノウハウが求められます。クラック(ひび割れ)などの発生を未然に防ぐためにも、加工メーカーを選ぶ際には対象となる素材の加工実績や品質管理体制について事前に確認しておくと安心です。

製品の密閉性や組み付け性を支える精密な寸法精度

セキュリティ機器に使用される各種部品では、寸法精度やバリの管理が不十分であると、部品の組み付けやシール性に影響を及ぼす可能性があります。特に屋外用の防水ケースや密閉構造を持つ筐体では、わずかな隙間や歪みが浸水や耐久性低下の原因となるケースも否定できません。図面で指定された公差を厳格に遵守し、微細なバリを丁寧に除去する高精度の切削技術を選択することが、製品全体の安定した品質維持に貢献します。

防犯・セキュリティ設備の加工に適した切削加工機とは

透明樹脂の大板切り出しや曲面加工が得意な「NCルータ」

NCルータは、大型のアクリル板や樹脂プレートから形状を切り出したり、広範囲な平面や緩やかな曲面を削り出したりする作業に適しています。大判の材料を固定できるテーブルサイズを備えたモデルが多く、防犯設備の大型カバー類やベースプレートの加工も効率的に進めることが可能です。適正な主軸回転数や送り速度を維持して加工を実施すれば、素材への負担を抑えたスムーズなパーツ製作につながります。

厚物PCや高精度な形状加工に対応する「マシニングセンタ」

比較的剛性が高く精密な制御が行えるマシニングセンタは、厚みのあるポリカーボネートの切削や、精密なネジ穴・合わせ面加工などに活用されています。機械自体の安定性を活かして切削時の微振動を抑制することで、加工面の性状を良好に保ちやすく、その後の研磨工程の負担軽減にもつながります。複雑な立体形状や高精度な寸法管理が要求されるセキュリティ部品の製造現場において強みを発揮する設備です。

立体曲面を多角的に仕上げる「5軸制御加工機」

工具やワークの角度を変化させながら加工できる5軸制御加工機は、複雑な曲面を複数方向から加工したい場面に適しています。カメラのドームカバーのような立体的な曲面パーツを加工する際、形状によっては段取り替えの回数を減らせるほか、曲面に対する工具姿勢を細かく調整できる点が利点です。加工面の継ぎ目を抑えて安定した仕上がりを得やすくなるため、結果として後の磨き作業における負担軽減につながります。

NCルータ導入時に検討すべき
おすすめメーカーについて詳しく見る

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NCルータ導入時に検討すべき
おすすめメーカー3選


何かあった際にすぐにサポートに来てくれる「国産メーカー」の中から、
自社の希望に合ったNCルータを見つけられるよう「NCルータ製品数」の多い3メーカーをピックアップ。
それぞれのNCルータの特徴を紹介していきます。

SHODA
日本で唯一(※)の
NCルータ専門メーカー
SHODAのHPキャプチャ画像
SHODAのおすすめポイント
  • 信頼性の高い高精度なNCルータ。プラスチック、セラミック、軽金属加工の実績あり
  • 5軸同時制御での樹脂立体製品加工が得意
平安コーポレーション
大型、特殊NCルータを
得意とするメーカー
平安コーポレーションのHPキャプチャ画像
平安のおすすめポイント
  • 木造建築プレカット加工機がメイン商品
  • 大型専用機の製作が得意
シンクス
総合木工機械メーカーとして
NCルータを生産
シンクスのHPキャプチャ画像
シンクスのおすすめポイント
  • 切断機(パネルソー、ランニングソー)の実績あり
  • 穴あけ機械の製作が得意

Google検索にて「NCルータ メーカー」で調べた際(2021年10月27日時点)に上位に表示される5社の中から
・国産メーカー
・NCルータの製品数が多い3社
をおすすめのメーカーとして紹介します。
※その中で唯一、NCルータのみを製造している企業。

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