マシニングセンタで
できること

改めて、マシニングセンタでは、どのようなことができるのかを確認していきましょう。

マシニングセンタが可能な
切削加工

旋削加工は回転しながら素材を削り、加工していく方法です。主に円筒部品の加工に適しています。削り方は様々な種類があり、削り方によって加工後の製品の外周が変化します。

加工方法としての歴史は深く、様々な素材の加工に利用されている加工方式です。

フライス削りは旋削加工と異なり、四角型の製品の加工に適しています。工具を回転させながら素材を削っていくため、平面加工はもちろん、側面や段差に溝を掘るといった加工を行うことが可能です。

別名ボーリング加工と呼ばれ、ドリルよりも直径が大きな穴を開ける際の加工や、荒い穴の仕上げ加工に用いられます。外側ではなく、内側を加工するのに適しており、精密さを求められる加工に使用します。

穴あけの際に必要となる、ねじ立てやリーマ仕上げ加工もマシニングセンタでは行うことが可能です。ボルトを設置する穴や軸受の穴、さらには位置決め用の穴など、様々な穴を開けたのち、穴の表面を綺麗にするための仕上げもまとめて行うことが可能です。

マシニングセンタは、NC機器の次世代版と呼ばれています。ATC、すなわちAuto Tool Changerと呼ばれる自動工具交換装置を備えている点が大きな特徴となっています。

これまでNC機器ではマガジンに搭載していた工具を手動で交換していましたが、ATC機能が搭載されることにより、マガジン交換もプログラムで制御することが可能です。

マシニングセンタはATC機能で制御されているため、長期間に渡った利用が可能です。一方で定期的なメンテナンスは必須となるため、フォロー体制が整備されたマシニングセンタが安心です。

フォロー体制という観点で、実績あるメーカー商品を導入しておくのがオススメです。短期的な視点ではなく、長期的な視点で適切な商品を判断しましょう。