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NCルータに指示を与えるプログラミング言語のひとつに、「マクロプログラム」があります。マクロプログラムを活用できるようになれば、条件に合わせた加工や繰り返し加工の指示を与えられるようになります。
そこでここではNCルータにおけるマクロプログラムの概要やメリット、デメリットについてご紹介していきますので、導入を検討しているならぜひ参考にしてください。
NCルータにおけるマクロプログラムとは、変数を使用するときや、条件分岐を行うときなどに使用されるものです。アルファベッドと数字の組み合わせによってプログラミングされるため、コードが短いことから見やすく、入力ミスが少なくなるというメリットがあります。
NCルータで同じ工程を何度も繰り返したり、複雑なデータによる加工を行ったりするときに活用すると、特に利便性を感じられるでしょう。
NCルータでマクロプログラムを活用するメリットを見ていきましょう。
メリットとしてあげられることはまず、条件を設定して処理を変更できることです。「if構文」を用いれば、「◯◯のときはこの処理をする」「◯◯でないときは処理をしない」などの条件を設定できます。構文によっては繰り返し処理なども可能です。
またプログラムを共通化することにより工数の削減につながることもメリットのひとつ。流用できるようにプログラムを作成すればさらなる工数削減につながり、さらにミスも防ぎやすくなります。
そして機内計測器にとってもマクロプログラムは重要なものです。機内計測器の測定する値は、マクロプログラムによって得られます。もし機内計測器を使用するなら、マクロプログラムはぜひ導入したい存在です。
それでは次に、NCルータでマクロプログラムを活用するデメリットについて解説します。
マクロプログラムはアルファベットと数字の羅列です。そのため誰でもすぐに記述できるものではなく、指令を与えるためには学習が必要となります。NCルータにおいて活用することにデメリットはほぼありませんが、「学習しなければならない」ことがデメリットと言えるでしょう。
NCルータにはマクロプログラムと呼ばれるプログラミング言語があり、活用できるようになればNCルータに対して細やかな指示ができるようになります。学習する必要はありますが、扱えるようになればプログラミングの流用によって工数を削減することも可能です。
NCルータを導入する際には、マクロプログラミング以外にも知っておきたいことが多くあります。当サイトではNCルータの導入にあたって知っておきたい基礎知識を幅広くご紹介しています。これから導入を検討していたり、NCルータに関する情報を集めたいと考えたりしているなら、ぜひこちらを参考にしてください。
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