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NCルータの中には「卓上型」と呼ばれるタイプがあります。ここでは卓上型NCルータについて解説します。導入を検討する際の参考にしてください。
机の上に置いて使用できるコンパクトサイズのNCルータで、産業分野で業務用として使用される一方で、個人や教室、研究室などでも使用されることがあります。コンパクトながら、加工に支障がない大きさのものもあるため、限られたスペースへの設置に適しています。
卓上型NCルータの主なメリットは、広いスペースを必要とせず設置できる点と、100Vのコンセントで使用可能な点です。200V動力が備わっていない場所でも利用可能で、使用用途が広がります。さらに2D加工・3D加工に対応するモデルや5軸対応の製品もあり、省スペースで高性能なNCルータを使用したいケースに適しています。
通常サイズのNCルータに比べてコンパクトな卓上型であるため、加工サイズに制約があります。また、製品によっては繰り返し位置決めの精度が低い場合があります。さらに、真鍮、ステンレス、チタンなど強度の高い金属を加工する際など、大きな負荷を伴う加工には適しません。
ME-675Rはテクノロジックが提供する卓上型NCルータで、加工サイズが650×440×60mmと広い点が特徴です。18,000回転の高トルクによって作業効率が向上し、DCサーボモータの搭載により、卓上型NCルータの課題とされる繰り返し位置決めの精度を向上させています。
※参照元:テクノロジック公式HP(https://tecnologic.jp/nc-router/me-675r.html)
卓上型NCルータとしてシリーズ化されている製品です。省スペースで設置が容易なうえ、3×6板の1/3サイズまで加工可能です。100Vコンセントで使用できるため、場所を移して加工でき、ワークショップなど現場を離れた環境でも使用可能です。
※参照元:ShopBot Japan公式HP(https://shopbot.vuild.co.jp/news/posts/hud5bFsS)
5軸加工が可能な製品で、樹脂はもちろん、アルミニウムやチタンの加工にも対応しています。業務用として活用できる性能を備えつつ、自宅や教室でも使用可能な柔軟性が特徴です。
※参照元:PENTA公式HP(https://nk-works.co.jp/cont0112.html)
卓上型NCルータは幅広い場所に設置でき、業務用としても十分な性能を備えています。NCルータの導入を検討している場合、卓上型から始めるのも一つの選択肢です。
しかし、NCルータにはさまざまな種類があります。当サイトでは、導入時に知っておきたいNCルータの基礎知識についてまとめています。自社に適したNCルータを導入するために、以下のページも参考にしてください。
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