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コストを抑えたNCルータ導入を検討している方のなかには、まずは自作のNCルータを試してみたいと考えるかもしれません。このページでは、NCルータの自作キットについて解説します。
NCルータの自作キットは個人が自宅でNCルータを組み立てられるよう、必要な部品が一式揃ったセットです。価格は約2万円から10万円以上と幅広く、クラウドファンディングで注目を集めた例もあります。
サイズバリエーションが豊富で用途に応じたマシンを構築できる木工向けの大型NCルータ自作キットや、初心者向けに設計されたプラスチックや木材、アクリルなどの素材を加工可能なセットもあり、選択の幅が広いのが特徴的です。
ただし、これらの自作キットは業務用と比較すると性能面で差があり、騒音が大きい製品もあるため集合住宅での使用には注意が必要です。
木工作業に適したNCルータを自作できるキットです。大型NCルータのルータとCNCフライスの両方を組み立てられます。3軸であり、サイズバリエーションが豊富であるため、自宅でNCルータを使用したい方には便利です。足の種類をナイロン足とレベリングキャスターから選べる点やカスタマイズ注文が可能である点から、自作キットの中でも本格的な製品に分類されます。価格は269,250円(税込)と高価ですが、本格的なNCルータ自作キットを求める方には適しています。
※参照元:AvalonTech公式HP(https://avalontech.jp/product/fs04/)
ホビー向けのNCルータですが、3軸構造を持ち、木材に加えてプラスチック、アルミニウム、真鍮の加工が可能です。2019年にクラウドファンディングで展開されたキットで、ワークエリアは12×12、12×30、30×30の3種類から選択でき、利用者の用途に応じたNCルータを構築できます。アルミニウムとスチールを使用した本体は耐久性が高く、組み立てが容易である点から注目されたキットです。ただし、ルータはキットに含まれていないため、別途購入が必要です。
※参照元:fabcross公式HP(https://fabcross.jp/news/2019/20190408_longmill.html)
自宅で加工作業を行いたい場合、NCルータが必要と考えることもあるでしょう。実際にNCルータの自作キットは、種類は多くないものの販売されています。アルミニウムや真鍮などの金属加工に対応するものもあり、キットの組み立て自体を楽しむこともできます。自宅での利用を検討する場合、選択肢のひとつとして考えられます。
業務で使用する場合は、専門メーカーが製作したNCルータを選択することが推奨されます。
当サイトでは、業務でNCルータの導入を検討する際に役立つ基礎知識を掲載しています。導入前にNCルータの基本を理解しておくことで、自社にとって必要かどうかや使用方法を判断しやすくなります。
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