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NCルータのメリット・デメリット

NCルータは自動的に旋削加工や彫刻などの作業を行う機械です。手作業では難しく、時間がかかる加工をスムーズにこなしますが、具体的にはどのようなメリット・デメリットが考えられるのでしょうか。

NCルータのメリット

手作業の負担を減らす

NCルータは指示を与えるだけで自動的に作業を行うため、手作業で加工を行う負担がかかりません。 NCルータを稼働させているあいだ、別の作業に取り掛かることが可能になり、現場での省人化や負担の軽減に役立ちます。

安定的な操作性と品質

機械による安定的な操作は、手作業の負担を軽減するだけではなく品質維持にも貢献します。手動での加工は細かな寸法にばらつきが生じやすく、品質の維持が課題となります。

一方、NCルータは正しく命令を入力することで、ブレやミスの少ない品質が確保できます。定期的なメンテナンスやオーバーホールによって機械自身も安定し、一定レベルの加工精度が得られます。

コストカットと量産化

熟練した職人を雇い入れるためにはコストがかかりますが、NCルータの導入によって人件費が大きく削減できます。加工の工程もプログラムに入力するだけで完了するため、工程と納期の療法を短縮できるでしょう。

安定的な品質の製品を短納期で納品できるようになると、量産化にも対応できるようになります。現場のスタッフ・作業員は手作業から機械による量産化へと対応ができるようになるので、業務の効率性も向上します。

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NCルータのデメリット

操作を熟知する必要がある

NCルータの操作には、方法や流れを熟知しておかなければなりません。NCルータ専用プログラムの開発と作成、それらを運用するために基本的な操作からトラブルシューティングまで、あらゆる操作方法を把握しておく必要があります。扱う素材(材料)に応じた操作技術の習得が必要です。

設備投資にコストがかかる

NCルータを導入・設置するための設備投資に費用がかかります。本体の購入・設置のほかにも、NC操作やCAD/CAMに関する講習を受ける費用が発生するため、本格的な稼働までには一定のコストや時間を確保しておく必要があります。

メンテナンスのコストと負担

経年劣化に合わせて、定期点検・メンテナンス・部品交換にもコストが発生します。修理に時間がかかったり、メンテナンスの箇所が増えたりするケースでは再稼働までに時間がかかるため、その間は量産対応が難しく手作業やその他の代替方法に切り替えなくてはなりません。

NCルータのメーカーもチェック

NCルータは手作業に代わって精密な作業をこなすため、複雑な形状でも量産対応が行えるほか、試作品の製作にも適している機械です。木材以外では樹脂・金属・プラスチックといった、人の手では時間がかかってしまう素材にも対応することができます。

当サイトでは、NCルータを取り扱っているメーカーについても詳しく紹介しています。それぞれのメーカーの特徴や強み、マシンの特徴を比較しながら、導入したい製品を選んでみてください。  

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NCルータ導入時に検討すべき
おすすめメーカー3選


何かあった際にすぐにサポートに来てくれる「国産メーカー」の中から、
自社の希望に合ったNCルータを見つけられるよう「NCルータ製品数」の多い3メーカーをピックアップ。
それぞれのNCルータの特徴を紹介していきます。

SHODA
日本で唯一(※)の
NCルータ専門メーカー
SHODAのHPキャプチャ画像
SHODAのおすすめポイント
  • 信頼性の高い高精度なNCルータ。プラスチック、セラミック、軽金属加工の実績あり
  • 5軸同時制御での樹脂立体製品加工が得意
平安コーポレーション
大型、特殊NCルータを
得意とするメーカー
平安コーポレーションのHPキャプチャ画像
平安のおすすめポイント
  • 木造建築プレカット加工機がメイン商品
  • 大型専用機の製作が得意
シンクス
総合木工機械メーカーとして
NCルータを生産
シンクスのHPキャプチャ画像
シンクスのおすすめポイント
  • 切断機(パネルソー、ランニングソー)の実績あり
  • 穴あけ機械の製作が得意

Google検索にて「NCルータ メーカー」で調べた際(2021年10月27日時点)に上位に表示される5社の中から
・国産メーカー
・NCルータの製品数が多い3社
をおすすめのメーカーとして紹介します。
※その中で唯一、NCルータのみを製造している企業。

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