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重金属とは、密度の大きい金属のことを指し、一般的には密度4~5g/cm3以上の金属が重金属であると言われます。
鉄以上の比重を持つ金属を重金属と指す場合もあります。
切削加工の現場でも見ることの多い、金属材料をいくつか紹介します。
機械の構造材や一般機械部品、ボルト、ナットなどに活用されており、加工性・溶接性に優れているのが特徴。
強度を擁する一般機械部品や構造材に活用されており、重量に対する強度が高いのが特徴。
転がり軸受やベアリングなどに活用されており、高周波焼き入れによって高い硬度を得られるのが特徴。
ばね、スプリングなどに活用されており、その名の通りばねに適した素材であることが特徴。
防錆が必要な機械部品や食品・化学設備、配管、タービンなどに活用され、磁性を持たず、切削性が良いことが特徴。
は物、医療機器、タービンなどに活用され、磁性を持ち、加工性に優れるのが特徴。
重金属と呼ばれる金属材料は、密度が高いことからも剛性が高い金属が多く、切削加工をするにあたって、機械自体のパワー、刃物の材質や硬さが求められます。
その中でも精度も落とすわけにはいきませんので、重金属の切削加工機を選ぶ際はハイスペックな「マシニングセンタ」を検討するのが無難でしょう。